ハースクラシック芳野 本文へジャンプ




薪ストーブの販売設計施工、薪の販売 イメージ

火といぬ
かつて森で生まれた人類がその日暮しの生活を送っていたころその後の進化に大きく係わる出会いと発見がありました。出会いとは・・犬。犬と暮らすようになった人類は嗅覚に関して犬に依存する部分を持つことができるようになりました。犬の優れた嗅覚は敵や大型捕食動物等からの危険を前もって知る当時の必要不可欠な能力を補完してくれたのです。ずば抜けた嗅覚が不要になった人類はどうなったのか・・? 鼻の形状や機能の制約を免れた人類は多くの音色や音調を発音できる機能を手に入れたのです。
発声器官の発達は大きな進歩を生みました。コミュニケーションのカタチは昇華し伝達や伝承を行うことで複雑な作業も可能とし得られたスキルの上昇は人類の発展の礎を築いたと思われます。もちろん言葉の発達は脳の飛躍的な発達にも大いに関係したでしょう。忠実な友である犬が人に与えてくれた恩恵は計り知れないのです。
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ハースとは炉床、暖炉の前のこと。古いもともとの意味はハートから来ているようでそこは家庭の中心であり愛の象徴です。古来、日本においても囲炉裏やかまど等火は身近にありました。そこは人が集まるところであり、語らうところでもあったのではないでしょうか。ところが、戦後の経済高度成長を期に炎は身近から消えていきました。数千年、数万年以上人々の近くにあり、人々の繁栄の手助けをし、知恵や癒しまで与えていた炎が経済の発展と引き換えに消えていったのです。これは人類史上初めてのことではないでしょうか。ひょっとすると、ポジティブに癒しが求められる風潮はこのようなことと関係があるのかも知れませんね。